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サイトかプライドか〜特別編

今回は特別編と言うことで少し息抜をしましょう(私が:笑)。

最近俗に言う「痛い系サイト」(先行者で有名になった「侍魂」のようなサイト)巡りを楽しんでるんですが、皆さん本当に面白くて。勢いがあって、思い切りが良くて、自分というものを出せているなぁと思ってます。

翻って考えてみると、私のサイトはまぁ、面白いものはありません。「役に立つ」と言う点では多少の自負はありますが、面白いコンテンツは置いてないですね。別にそれはそれで良いのですが、時々こう……ふっと魔が差して何かやりたくなってしまう時というのはあるものです。

自分にその技量があるのかと言う問題は置いておいて、その時にひっかかるのは自尊心、プライドというものですね。見られている、ということだけで人は臆病になるものです。そしてそれを続けていくなら、その状態に常に身を置かれなければならないわけですから、ある種の覚悟が必要な訳です。俗に言う「サイトのために魂を売る」覚悟です。

さて、サイト管理者の皆さん。

またはこれからサイトを作ろうとしている皆さん。

あなたはどこまで魂を売れますか?

え?私ですか?

もちろん売る気なんてこれっぽっちもないですけど、まぁ10億目の前に積まれたらそりゃぁ売りますよね、ってそれは別に私だけのことじゃなくて皆さんそうでしょう?って同意を求めても「あんただけだ」って言われそうな気もしますけど、そりゃぁあなた本音を隠してますって突っ込んじゃいますよ。

でまぁ10億受け取ったらすぐに家でも何でも買った後に人を迎えにいってというか拉致状態で連れて来て残った金で日々生活です。あぁ気侭にのんべんだらりと生活なんてできたら最高ですねってそれが手に入るんですから最高な訳で、そんな中でも10億の見返りとして先に言ったような内容を書くわけですけど、最初からゴーストライターとか使えばおっけーです。

そんな生活の中でも何か起こるのが人生というものでして、拉致って連れて来た人のことですけどそんな毎日は最初こそ蜜月のようなあまぁ…いえ、安息の日々に感じられますけどやはり安息と言うのは退屈と紙一重。その人はいつかその家を飛び出してしまってあれよあれよの逃避行って別に誰から逃げてるって訳でもないんですし、勿論その人のことをその時私は追ってるんですが中々会うことができないのは運命の悪戯? しかし元は追うもの追われるもの同士だったんですけどその時はお互い会いたいと願ってますから結局最後には会える訳でして、その時改めてお互いの大切さを認識し、私は強く強くその人を抱きしめてお前が必要なんだって改めてわかったよとか言ったらその人もうっすらと涙を浮かべながら私も改めてそう思ったとか答えれば2人はもう元通り、いえ元より遥かに深い絆で結ばれることでしょう。2人はそのまま永遠とも刹那とも言えない時間を過ごしますけど、そんな時は言葉はそれ以上いらないってありますよねって、お互いの耳には都会の喧騒も雑多な物音も届きませんし、完全に二人の世界に入りまして静かにその唇を重ねる訳ですけれど、ふと私が目を開いてみるとその人の顔には先刻の涙の跡。何処かで感じた、そうこれは既視感つまりデジャヴを感じながらも、私はその人のことをたまらなくいとおしいと思って、顔には微笑。それに気付いたその人からどうして笑ってるのって泣き笑いの表情で聞かれちゃいますが、それには何も答えずに改めて優しく抱き締め髪を柔らかく撫でて………って、いい加減に誰か止めてくれませんか。

私はカケラも売れません。

ただ、魔が差すということはあります。

あとがき
息抜きにしようと思った文章をアップするかどうかで悩んでいる私って一体……。