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受け手の環境編・ブラウザ

受け手の環境編に書いてあったことをより特化して書きます。まずはブラウザについて。

私は基本的に作成したページをIE5.0.とNN4.7.両方で見て、その結果に満足したらアップするようにしています。それは何故か。自分の恥をさらすのは気が引けるのですが、書きましょう。

当時、私は「このページを見ている誰もが、自分と全く同じページを見ている」……つまり「自分が見ているページ」が「誰にでも」「全部が全部同じ」様に見えていると思っていました。今考えると顔から火が出るほど恥ずかしいことなのですが、当時はそれに全く疑問を持っていませんでした。

その考えを覆したのは実家にあったPCです。私は実家に帰ってからほんの軽い気持ちで自分のサイトを見てみました。その結果はというと……ページレイアウトに使っていたラインの太さが違う、文字の大きさ・フォントが違う…それらが複合して、自分の意図とは全く違ったページレイアウトになっていたのです。当時はバックの音楽(MIDI)も流していたのですが、それもループ(繰り返し演奏ですね)しないという有様で……少しショックを受けたことを覚えています。その時、実家のPCのブラウザになっていたのは、私が使っていたIE5.0とバージョン違いのIE4.0でした。

実家から帰った私がしたことはNNのダウンロードでした。シェアが奪われたとは言え、まだまだ使用者が多いこのブラウザでどのように見えているのか、それが気になりましたから。結果は矢張りというか……レイアウトは崩れていました。

普通、自分が使うブラウザと言うのは1つだと思います*1。よってこの手の勘違いが起きる可能性は決して低くありません。サイトを作成する場合、美しく作りたいと思うのは勿論ですが、それが全ての人に美しく見えるよう配慮することも大切なことですね。

補足
他のブラウザをシャットアウトしてでも美しいサイトを追い求めたいと思い、それが実現でき、そしてそれがどんなリスク(閲覧者は減りますよね)をもたらすか計算した上でそれを実行するのも悪いとは思いませんが。
  1. 1, PCに付属してきたブラウザを使っている人については、その傾向が顕著でしょう。