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試しに書いてみる編 Part2

続きです。前回作成した時の物はありますか? なければ作成、ある方はそれを開いて下さい。

さて、その文字の羅列には<〜>というものが幾つか出てきますが、それが書いた文章をブラウザで表示させる時にブラウザに「こう表示しなさい」と命令している文字です。これを「タグ」と言い、HTMLはこれの集まりでできています。

前回作成したHTML文書に出てきたタグは以下の4つのみ*1

<HTML><HEAD><TITLE><BODY>

4つのタグが出している命令を順に解説すると……。

<HTML>
HTMLの規則によって記述されていることを宣言します。
<HEAD>
ヘッダ部分*2であることを宣言します。
<TITLE>
HTML文書のタイトル*3を宣言します。
<BODY>
本文(ブラウザの表示部に表示される部分)の始まりと終わりを宣言します。

タグは多くの種類がありますが、頻繁に使うのはその中の一部です*4。覚えるのはそう難しいことではないですし、例えば先の4つのタグはほぼ定型のようなタグ*5ですから、何個かHTML文書を作成していくうちに自然と覚えられることでしょう。そしてタグを覚えさえすれば、HTML文書は簡単に作れてしまうものなのです。

  1. 1, タグは通常、その命令のはじまりを意味する「開始タグ<〜>」と、命令の終わりを意味する「終了タグ〜>」で囲んで記述します。よって「」等は元の「」等と合わせて数えるのが自然でしょう。ま>た例外として「
    」タグ等、終了タグを持たない「単独タグ」も存在します。

  2. 2, ブラウザの表示部には直接は表示されない、そのHTML文書に関しての諸情報を記述する部分のことです。

  3. 3, タイトルバー以外に、お気に入り等にもタイトルは表示されます。

  4. 4, Yahoo!やinfoseekのトップを調べたところ、使われていたタグの種類はどちらとも約25種類でした。スタ>イルシートという技術を使っているせいで少ないのもあるかもしれませんが……。

  5. 5, HTMLエディタ等では先に入力されているのが一般的なようです。