さて、Windows自身の掃除(?)です。
最近「不正な処理」等が多く出ると言っている方、まずはその時々のシステムリソースの確認を行いましょう。
システムリソースとはWindows自体が保持しているメモリ領域のことを指します。アプリケーション等を動かす際、これはどんどん失われていきます。これが一桁単位になるとWindows自体の安定さが損なわれ、結果的に動いているアプリケーションにそのしわ寄せが来て落ちたりしてしまいます。これを少しでも確保するのも安定さを得る方法です。システムリソースの量はWindows自体の仕様によって量は決まっていますので増やすことはできません。よく言われることですが、メインメモリの量とは全く関係がありません。
実際に今のリソースを見るには…「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「リソースメーター」で、タスクバーに小さなアイコンが出るはずですので、それをダブルクリックして下さい。残りリソースが%表記で表示されます。
先程も言いましたがリソースを増やすことはできません。よって、できることは空き容量を確保することになります。
よく知られているものとしては次のような方法があげられます…と、あげようと思ったのですが、その前に大前提として…アクティブデスクトップは切りましょう。こんなん意味ありません。デスクトップ上で右クリック→アクティブデスクトップの「Webページで表示」にチェックが入ってる人は今すぐに外しましょう。再起動後には5%程度、空きができるはずです。
さて、気を取り直してリソースの空き確保の代表的な方法をあげます。
壁紙についてはそのままですが、壁紙を消して得られる空きはたかが知れています。他のことで空き容量を確保するのがお勧めです(壁紙消すと殺風景ですし:笑)。
2つ目、アイコンを減らす…ですが、これは1個や2個減らしたからと言って変わるものでもありません。ただ、何十個も置いていた人が一桁単位まで減らせば変わるはずです。塵も積もれば何とやら、でしょうね(10個以上ある方はショートカットをもう一度見直して取捨選択することをお勧めします)。
さて、次にアプリケーションが使用しているリソースの解放ですが、これがメインイベントとなります。
「単に起動するアプリケーションを少なくしろってこと? そんなの言われなくてもやってるよ。落ちやすい時には常識でしょ」と思われるかもしれません。確かに常識ですね。ですが、本当にやっているのでしょうか。そもそも、あなたは「起動しているアプリケーション」を本当に把握していますか?
まわりくどい言い方になりました。実際の方法に移ります。
まず「Ctrl+Alt+Delete」を一度押して下さい。再起動のキー操作ですが一度押しただけでは再起動はせず、ボックスが出るはずです。そして、そこに表示されているのが今実際に動いているアプリケーションです。
どうでしょうか。中にはIE等のブラウザの表記などもあると思いますが、実際は自分で起動した覚えのない、名前も知らないようなアプリケーションばかりではありませんか?
これらはWindowsが起動した時に同時に起動するアプリケーションです。ユーザーが設定できる「スタートアップ」のWindows自身がやっているものだと思えば良いでしょう。
これらの中で必要ないものを切っていくのが、リソース確保の最も簡単かつ有効な手段となります。
基本として、切るのが簡単なWindowsタスクバー常駐型を切ります。
これらの代表として「スピーカー」や「ディスプレイ」等がありますね。タスクバーの時計(これも常駐アプリケーションの1つです)の所に表示されている小さなアイコン群がそれです。これらをまず切っていきましょう。必要ないと自分が思うものを切って下さい(全部切っても問題ありません)。
ノートPCの場合はPCカードの表示もあるかと思いますが、ここでは省きます(コントロールパネルから排除可能)。
タスクバーはすっきりしましたでしょうか。あるいはリソースの空きができたでしょうか。ここまでが基本です。これで十分にリソースが確保できた(普段行っている作業中で30%〜40%であれば十分です)人はここで終わりにしましょう。
「いいや、俺(私)はもっとリソースが欲しいっ!!」という方は次にいきましょう。