部屋の掃除をしているが、なかなか進まない。気付いたらモニターの前に座っている。
「ああ、それはモングレッツァシンドロームだね」
「モングレッツァシンドローム?」
「そうだ。ナポリタンがナポリとメトロポリタンの合成語だということはあらゆる歴史家が同意してくれてると思うが、君にはそんな傾向がある。これは後ろから数えて387438.78個目の素数を君の人生で流した涙の数で割れば答えの出る問題だ」
「涙の数なんて覚えてない」
「それは深刻な問題ではない。今問題にしなければならないのは、君が今後数えられる涙の雫を何滴流すか、ということだ。もちろんここで言う雫というのは、形而上学的なものでなければならないがね」
「意味がわからない」
「わからないということは重要だよ。ピンの上で天使が何人踊れるか、この疑問に答えを出してしまった神学者達は1200年も前に衰退して、今ではサルが代わりにシェイクスピアを書いているか、タイプライターの上で蝶が背筋をしている」
「それで?」
「そうだな。まず君は掃除をする必要がある。それが今僕が言えることで答えに最も近いことだと思う」
別に人工無能を開発しているわけではない。
諸君、私はPythonが好きだ
諸君、私はPythonが好きだ
諸君、私はPythonが大好きだCPythonが好きだ
Jythonが好きだ
IronPythonが好きだ
Stackless Pythonが好きだ
Psycoが好きだNASAで
Googleで
Microsoftで
学生達の言語学習用途で
そして数多の個人的なプログラミング用途でこの地上に存在するありとあらゆるPythonが大好きだ
守るべき理念に向かって突き進むPythonが好きだ
import this
とタイプするだけで自分の進むべき道を指し示された時など心がおどるその設計の綺麗さから、誰にでも薦められるPythonが好きだ
Eric S. Raymondが「How To Become A Hacker」でPythonを紹介した時など胸がすくような気持ちだった自らの誤りを認めるGuidoが好きだ
「I've never liked lambda」という言葉を見た時など感動すらおぼえる数多くの企業に実績が認められ、Pythonが今まさに輝いていると実感する時などもうたまらない
Googleが自らの公開開発ファームにPythonしか使用を認めなかったのは最高だRubyがRoR、PerlがCatalystを生み出したのを
django、TurboGears、Pylonsをまるで煽り立てるように公開し、層の厚さを見せ付けた時など絶頂すら覚えるコードの「書きやすさ」ではなく、「読みやすさ」も重要だと考えるGuidoが好きだ
他の言語のユーザが「でもインデントが」などと言ってPythonに近寄らないことはとてもとても悲しいものだBattery Includedなことが好きだ
正しくないHTMLをパースするためにBeautifulSoupをインストールするのは屈辱の極みだ諸君 私はPythonを 「if condition: doit()」を1行で書くことすら許さない鬼の様なPythonを望んでいる
諸君 私に付き従うPython好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なるPythonを望むか
糞の様なPythonを望むか?
業界を席巻し、「プログラミングはPythonにはじまりPythonに終わる」と言われる至高の存在のようなPythonを望むか?Python!! Python!! Python!!
よろしい ならばPythonだ
だが、自らが生み出した永久凍土の中で「でもPythonユーザって何か冷たいよね」という風評に耐え続けて来た我々には
ただのPythonではもはや足りない!!
Python 3.0を!! 真にPythonicなPython 3.0を!!我々はわずかに小数
CやJavaの使用者に比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の人生の敗北者だと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の崖っぷちプログラミング集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、いまだにPython 2.5.xをインストールしてくれないサーバ管理者を叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう連中に2.5にはConditional Expressionsがあることを思い出させてやる
連中にIndentationErrorの味を思い出させてやる
Pythonには奴らの哲学では思いもよらないself, selfselfselfself!!がある事を思い出させてやる
1000人の人生の敗北者の集団で 世界を.pycファイルで埋め尽くしてやる目標 あらゆるプログラマー
プログラマー総人生の敗北者作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
以前Pythonで書き直したジェネレータをそろそろ公開しようかなあと思って探してみたら見事になくなっていたので、また書いて今度こそ公開した。所要時間1時間。↑の文章を試行錯誤していた時間のほうが長いような気がする。ついでにメールで来ていた生成例も反映させておいた。私にはよくわからないネタもあるんだが、まあいい。
正直言って「何それ?」と間髪入れずに答えられる自信はない。まいったか。
何か知らないうちに携帯電話のウェブ閲覧が酷いことになってるようだ。と思ってうだうだと書いていたが、自分とは関係ない話なので止めた。そうそう、その話とは関係ないが、最近「バカタレ」という表現を気に入ってしまった。こんな時に使おう。バカタレ。
「映画の奴隷になれ」「自分がどうしたいかじゃなくて、それがどうなりたがってるかを考えなきゃ」と宮崎駿が言っていたのを聞いて、もう名言なんてのはないなあと思った。一応人間も1500年の歴史があるわけだから、既に言葉は語りつくされてるよね。その言葉だけを聞いて深い浅いだなんてのは終わってる。
田村亮子が金を取って本当に感動できるのは田村自身とその数少ない身内だけであって、他の人が「感動した」と言ってるのはただ単に上っ面だけを見て彼女の夢に乗っかってるふりをしてるだけだ。だから、本当に感動したいなら自分がやるしかない。言葉は本来薄っぺらいものであって、言葉だけで何かが動くことなんてありえないよ。
今日は疲れた。
甥が早朝に2階の窓から網戸を突き破って下のコンクリートの排水路に転落。病院へ行ってCTを撮ってみたところ、とりあえずの問題はないとのこと。紫陽花が群生してたのをなぎ倒しながら落ちたのが良かった様子。
続いて昼に前のコミュニティで一緒に遊んだ人が亡くなったとのメール。今都会ではよくあるように残業に次ぐ残業で結局朝奥さんが起こしに行ったら冷たくなっていたらしい。死因は脳出血とのこと。
おりょ、beta.bloglinesがちょっと変わったな。
こんな日本に誰がした。私達だ。
ng-wids.net
というディレクトリで放置されていたwids.netのMarkdown版を元にlib/以外は再構築をかけた。wids.netは2chのCSSでイケてるデザインサイトに昔選ばれていたんだが、こんなno more designのサイトになってしまいました。まあ別にいいよね。私の目の前に鎮座しているG4 Cubeも「no design is good design」って言っている(ような気がする)し。
さて、「誰が彼を殺したか」という問題について。私に彼の死を伝えてきた人の弁は「老害のせい」だった。私は違う、と言いたい。いや、確かにそりゃ老害のせいかもしれないよ。でも、その老害を引きずりおろせてないのは誰なのよ、っていう話だよね。「社会が悪い」。や、それは社会が悪いのかもしれない。だけど、その「社会」を作ってきたのは誰? 維持しているのは誰? 甘受しているのは誰?
チャーチルが言ったように、民主主義は「最悪の政治形態」だよ。でも、私が民主主義を好む理由として「社会が悪けりゃ皆同罪」っていうことがあって、少なくとも民主主義の下では、(建前上は)誰かひとりのせいで何かが悪くなることはありえない。だから、社会が悪いならそれを作った政治家も悪いけれども、政治家がそれほどのバカタレならそれを選んだ民衆もバカタレで、結局のところ全員同罪っていうことになる。
政治が悪い団塊の世代が悪い学校が悪い社会が悪いetcetcetc...。何でもいいけどさ。それは自分以外の誰かが悪いということにしたいだけであって、自分は悪くないって言いたいだけなんじゃないの、と。私はそうじゃないと思うな。現状、日本が例えば次の世代に誇らしくない状態になっているとすれば、それは私を含めた日本人全体の責任だよね。つまるところ、皆悪いということだと思うし、私はそう言われても「そうじゃない。私は悪くない」とは言えない。
まあ「日本は本当に民主主義なの?」という根本的な問題はあるだろうし、「洗脳されていた人がおかした犯罪の責任は誰にあるの?」という問題もあるだろうけど。
あなたは洗脳されてますか?
洗脳されている人は、「私は洗脳なんてされてない!」って言うよ。
lib/以下も全部終わった。2001年ごろのぐちゃぐちゃマークアップも修正したから大変だった……。意味のないことをしたような気もするが、まあいいや。反映は明日以降に。